ダポキセチン配合の医薬品が女性禁止なのは何故?

口に手を当てて驚いている女性

ダポキセチンはうつ病治療の目的で最初は開発されたのですが、効果の持続時間が抗うつ剤としては短い上に効果もそれほど強くなかったのです。
その代わりに投与された患者から射精が遅くなったという話があり、それがきっかけで早漏治療薬として研究開発されて製造販売されるようになりました。
早漏治療を目的として開発されたという事は、当然その対象は男性という事になり、女性を対象としては想定されていないので女性が服用する事は禁止されています。
また、男性であったとしても18歳以下の場合については女性と同じように服用が禁止されています。
それではどうしてダポキセチンが早漏治療効果があるのかを説明します。
早漏というのは脳内のセロトニンの濃度が少なくなり、射精を促すノルアドレナリンという物質が増加する事によって起きる場合が多いです。
セロトニンというのは、興奮を促すドパミンと、射精を調整するだけでは無く不安などのストレスに反応するノルアドレナリンの働きを抑制する作用があります。
つまり、セロトニンの濃度が増加してノルアドレナリンをうまく調整する事が出来れば早漏は改善する事が出来るようになり、ダポキセチンは神経末端へとセロトニンが取り込まれて濃度が減少してしまう事を防ぎ、それによって脳内のセロトニン濃度を高くする事で早漏を改善する事が出来るようになっています。
説明の中でも述べたようにセロトニンや興奮や不安といった精神的な面のバランスを調整する力があるために、最初はうつ病治療の目的で開発されたのですが、うつ病に対してはそれほど効果が無かったのです。
早漏改善の目的であるためにわざわざ女性が服用する事は無いと思いますが、はじめから女性が服用する事は想定されておらず、万が一女性が服用した場合の安全性は考慮されていないので絶対に女性の方は飲まないで下さい。